地域がん診療連携拠点病院として、より質が高く安全な抗がん剤治療を目指す当院では、抗がん剤リスクを薬学的に管理するシステムとして「スーパーサポートシステム」を導入しました。
がん専門薬剤師が高いレベルでの抗がん剤のリスクを管理するためになくてはならないシステムとして、レジメンと連動し、患者さん個々の薬学的経過記録を厳密にトレース。患者さんの様態変化を薬学的視点で管理することが出来るようになりました。またチーム医療での連携が強化され、質の高い医療を提供いたします。
全ての持参薬を標準的に薬剤師がチェックするのは、既存の方法では困難です。把握されていない持参薬の中には禁忌対象薬品、術前は服用禁止の薬品も含まれ、その高いリスクが多くの病院でも問題となっています。
当院では「スーパーサポートシステム」を導入し、『持参薬管理センター』を設置し、ジェネリック医薬品等を含んだ煩雑な鑑別作業を効率的に処理することで、入院予定患者の持参薬一元管理でセーフティマネジメントに大きく貢献しました。 DPC導入施設であるため、経済効果も大きく1ヶ月当たり300万円分の薬剤の処方が削減される計算となっています。(1人当たり6000円の持参薬)
重症患者さんが多い当院では、薬物の多剤併用での禁忌・副作用・相互作用等の薬剤リスクが高く、また、個々の患者さんに合わせたきめ細かな患者モニタリングと薬学的ケアを立案・実践できる体制が必要となっていました。
病棟薬剤師はチーム医療の中で積極的に患者さんと面談し、持参薬管理、服薬説明・支援、副作用モニタリング、処方設計支援を行い、医師・看護師と協議して薬学的な視点から有効で安全な薬物療法の責任を担う立場になってきています。
共同開発した「スーパーサポートシステム」は、薬剤師が病棟業務を行う上で必要な情報・機能をノート端末1台でサポートできる画期的なシステムです。